星期日, 1月 29, 2023

背中の壁(楢崎正彦範士九段)

 背中の壁(楢崎正彦範士九段)

楢崎範士との出会いは、七段受験の帰郷の際、富山での稽古会が始めてでした。その後、トロントの世界大会で再開し、それ以後、何かに付けてお声をかけていただくように成りました。

富山での稽古会の折、私の先輩に物凄く強い方居られ、彼の過去の試合成績を見ても、抜群の成績を残して居られます。その方が、いとも簡単にあしらわれているのに、驚愕をしました。

そのときの思い出を,ある機会にお話をして、熊が(あれだけ強い方が何故八段が通らないのか不思議です)と申しますと、「確かに彼は叩き合いは強いし、上手いし、気迫も抜群で、集中力もあるが、彼の構えには背中に壁がない。

だから構えに品がなく、本当の強さが出てこない。本当の強さと言うものは、背中が一枚岩のように、磐石でビシーとしていなければ出てこない。後姿に品位と強さが出てくる。それが出ないと八段は無理。」と言われたことがあり、確かに、強い一流の先生方は、後姿に隙がない。

ビシーとした壁がある。小川先生が何時も言われていた。骨盤の上に背骨がまっすぐに乗り、左足がピーンと軽く張った状態で、臍下丹田に力がみなぎっている。そんな構えが出来て初めて本当の強さが出てくるものだよ。と教えていただきました。自分の後姿はなかなか自分では分かりません。せいぜい気を付けて見たい物です。


中譯: 

和楢崎範士的相遇是在七段考試返鄉的時候,在富山的練習會開始的。 之後,在多倫多的世界大會上重新開始,之後,請大家加上什麼來打招呼。

在富山的練習會的時候,我的前輩有非常强的人,看了他過去的比賽成績,也留下了超群的成績。 那個人明明很簡單地被對待,卻嚇了一跳。

有一次,熊說了當時的回憶(那麼强的人為什麼不能通過八段,真是不可思議),他說:“確實,他打得很强,很好,氣魄也很出眾,集中力也很强,但是他的姿勢背上沒有牆壁

所以架勢沒有品,沒有真正的强度。 所謂真正的强大,就是背像一塊岩石一樣,如果不是磐石,而是堅硬的話就不會出來。 背影體現出品位和堅強。 那個不出來的話八段是不行的。“ 確實,强一流的老師們,背影是沒有漏洞的。

有一堵牆。 小川老師總是被說。脊椎直直乘騎()在骨盆上方,左足輕伸的狀態,力量積聚在臍下丹田。有了那樣的架勢才真正的强大。 我真的不知道我的背是什麼樣子的。這是你要注意的事情。

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全文重點在此段: 

「骨盤の上に背骨がまっすぐに乗り、左足がピーンと軽く張った状態で、臍下丹田に力がみなぎっている。そんな構えが出来て初めて本当の強さが出てくるものだよ。」

譯文:    脊椎直直乘騎()在骨盆上方,左足輕伸的狀態,力量積聚在臍下丹田。有了那樣的架勢才真正的强大。


園主按: 今天透過拍攝便可以檢視自己的背,能否背像一塊岩石一樣。






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